◆住み始めて(長谷の湧水)◆

長谷の湧水:南アルプスの天然水です!
長谷の湧水:南アルプスの天然水です!
■湧水(南アルプスの天然水) 【2008.06.30】 12:00〜13:30

 「うっひゃ〜あ、冷た〜い!」
 「おいし〜い!」
 南アルプスの天然水がここからとくとくと湧き出ています。口に含んだときの癖がなく、まろやかなおいしさが気に入っています。

 この湧水の場所は長谷の家から車で南方15分位下った山道沿いにあり(標高約1000m)、毎週のように汲みに行っています。

 うっかり見過ごしてしまいそうなところに流れ出ていて、人気(ひとけ)もほとんどありません。この場所(穴場)を教えてくれたのはいつもの「おじいちゃん」です。


V字谷を流れる三峰川V字谷を流れる三峰川
そびえ立つ巨岩
そびえ立つ巨岩
冷たくておいしい湧水
冷たくておいしい湧水
※写真をクリックすると拡大表示します。
【長谷の水道の水源】
 ※参考:市報「いな」6月号、水道特集。

 実はこの辺りの湧水こそ長谷全域の水道の水源なのだ、ということ知ったのはつい最近です。伊那市の水道の水源の種類、それに硬度と料理の関連について興味を持ちましたので、まとめてみました。

 <水源の種類>

 ◆表流水:主に中央・南アルプスの山から流れ出る川の水。
 ◆伏流水:川の下に染み出してきた水(自然にろ過されている)。
 ◆湧水:河岸段丘や扇状地の断崖から染み出している所や、湧き出ている所を横井戸で集めた水。
 ◆深井戸:50m程地下に染み込んだ水(1年を通じて水温が安定している)。
 ◆ダムの水:箕輪ダムに貯められた水。


 <硬度:WHOによる軟水・硬水の目安>

 ◆軟水:60mg未満
 ◆中程度の軟水:60mg以上〜120mg未満
 ◆硬水:120mg以上〜180mg未満
 ◆非常な硬水:180mg以上
 ※水1リットル当たりに含まれるミネラル分(カルシウムとマグネシウム)。


 <硬度と料理の関連>

 ◆50以下:ミネラルが少なく、あっさりとして癖がなく赤ちゃんのミルクに適している。
 ◆50前後:緑茶の風味や香りを引き立てるのに適している。
 ◆0〜60:ミネラルが少ないので、ご飯がおいしく炊ける。
 ◆60前後:コーヒー本来の苦味・酸味・渋みを味わうのに適している。
 ◆100以下:素材そのものの味を引き出すため、ウィスキーなどの水割りにおすすめ。
 ◆100〜200:肉や魚・野菜のうまみを逃がさないため、鍋料理やしゃぶしゃぶに適している。

 ちなみに、長谷全域の水道水の硬度は「31」です。



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