■タンポポ 【2011.04.28】
今、田の畦や野の小道は見ごろを迎えたタンポポの花で埋め尽くされています(ちょっと大げさかな?)。春の日差しをいっぱいに浴びて気持よさそうに咲いています。
このタンポポですが、ほとんどが西洋タンポポで古来からの日本タンポポはここ長谷の山里でもなかなか見つかりません(何でも、都会ではタンポポのほとんどが西洋タンポポだとか...)。
誇らしげに元気よく咲いているのは大体が西洋タンポポで、日本タンポポはというと、少し小ぶりで控え目に咲いています。
ただ、控え目に咲いている西洋タンポポもありますのでその区別はなかなかつきません。
普段はタンポポの花を上から見下ろしてるため気が付きにくいのですが、近づいて横から観察してみるとその違いがはっきりと分かります。
(下の枠内を参照してください)
日本タンポポは西洋タンポポに比べて開花時期が春の短い期間に限られ、種の数も少なく、茎の高さが多少低めのため生育する場所が限定されがちです。夏場でも花を咲かせる西洋タンポポとは違いずいぶん繊細なんですね。見つけると「がんばれ」ってつい声をかけてしまいます。
実はこの違いを知ったのは恥ずかしながらここ長谷に越してきてからなんです。以前は何となく眺めていたタンポポですが、これはどっちかな?と独りごとを言いながら腰をおろしてそっと花に手を添えることが多くなりました。
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日本タンポポ
西洋タンポポ
ムスカリ(=ぶどうヒアシンス)
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