■仙丈ケ岳登山 【2012.07.01】
「雨が降ったらまた来るさ」
まさか長衛翁のこの言葉が現実のものとなろうとは−−。
この日は朝から小雨のぱらつくあいにくの天候で、登り始めてまもなく雨具を装備しての登山となりました。
小仙丈ケ岳(2855m)にたどり着いた頃には、視界はガスでおおわれ風も強くなってきてこれ以上進むのは危険とういことになりました。
目的の仙丈ケ岳(3033m)まであともう少し(約1時間)というところで引き返すのは残念でなりませんでしたが、そのとき、長衛翁の言葉がふっと脳裏をかすめました−−「山はどこにも行かない、雨が降ったらまた来るさ」−−と。そう、無理を通していたら大変な目にに遭っていたかも知れません。
私たち(三千メートル級の山に登るのは昨年に続き2度目)のような超初心者を含む一行をこれ以上進めるわけにはいかないというスタッフの判断は適切でした。北沢峠へ戻った時には雨は本降りになっていました。
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湿った岩場にひっそりと咲いている高山植物に出会うと、一瞬疲れが吹っ飛びます。ゆっくりと眺めている暇がなくあわててデジカメのシャッターを押しつつ一行に付いて行きました。
花の名前は後で図鑑で調べました(間違っているかも?)。
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五合目(大滝の頭)をゆく
雲に隠れる甲斐駒ケ岳を振り返る
小仙丈ケ岳(ここで折り返す)
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